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冷やしすぎ厳禁:魅惑の黄金エール(5月19日コンビニ発売予定)





先週金曜(4月3日)、東京・恵比寿のサッポロビール本社で開催された「百人ビール・ラボ 魅惑にYELL ワークショップ」に参加し、5月発売予定のビールを試飲してきました。

 

サッポロビールでは2012年から、Facebookページ「百人ビール・ラボ」で愛飲家と直接、企画レベルのやりとりをしながら、個性的なビール造りをおこなっています。

最近急に、各ビールメーカーともクラフトビールを手がけるようになってきましたが、サッポロの試みは、飲み手を企画側に巻き込んで共にビールを創りあげる、他社にはみられないものです。

www.sp-mall.jp

 

今回のワークショップは、そんな企画ビール第2弾「魅惑の黄金エール」について。

2013年末にサッポロのネット直販限定で発売されたものですが、来る5月19日に全国のコンビニで発売されることが決まっています。その試作品のパッケージ・味・ツマミとの相性について、担当者や他の愛飲家の皆さんとディスカッションをする機会に恵まれました。

大手ビールメーカーの試作品を呑み、担当者に直接コメントを出せる機会なんて、まずありませんよね。ありがたいことです。

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パッケージの見本缶も見せていただきました。ただし、上市時とは印刷方法が異なるため、風合いが異なるとのことです。 

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いざ試飲!

試作品は、パッケージの印刷されていない缶で提供されました。初の経験。

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一口呑んでみて一番感じたのは「冷やしすぎ!」ということ。

冷蔵庫でよく冷やした状態のものが提供されたため、一口目は、あまりパッとしない味のように思えました。香りはとても上品で、炭酸の刺激に負けてしまっています。少しぬるめのものをワイングラスに移して呑むと、炭酸が程よく抜けてまろやかになり、香りをゆっくり楽しめるようになるのではないかと思います。

アルコール度数7%と強めのはずですが、よく冷えていると強さが表に出ず、スムースで呑みやすいビールです。

後味は、普段呑むようなビールよりは苦味しっかりですが、やはり少しぬるい方が苦味が強調され、満足感が強くなります。

 

メーカー公式の試飲会ですらこの状況ですので、この企画ビールを成功に導くためには、ラガービールとエールビールの楽しみ方の違いからアピールしていく必要がありそうです。

 

ちなみに、合うツマミの話ですが、私はやっぱりツマミなしが第1選択。

それでも何か、ということなら、ビール邪魔をしないシンプルなものがよいでしょう。私のオススメは、落花生の塩ゆで。関東以外では入手しにくいのが難点ですが……